妄想の治り方
妄想は人間関係性でもありますから、消えてなくなるのではありません。どちらかというと別の人間関係性に置き換わっていく感じになります。
人間関係性についてはこちらの記事を参照ください。(妄想の陥り方)(妄想について)
妄想の治り方のザックリとしたイメージですが、(おおまかなイメージなので、重複することもあります。)
①病識のない妄想から病識のある妄想へ
人と接していくうちに、もしかしたら嘲笑されてないかもと気づきます。しかし実際は笑われているように感じます。
②病識のある妄想が薄くなってきます。
嘲笑されていないのが分かるようになりますが、嘲笑されるんじゃないかと不安は続きます。信頼できる人とは普通に付き合えるようになっていきます。
③多くの人と普通に付き合えるようになったきますが、嘲笑される・バカにされる。見下されることには過剰に反応し、落ち込んだり怒ったりしてしまいます。また嫉妬のような形をとることもあります。
④徐々に周囲も見えるようになってきて、妄想は自分だけではないと気が付いてきます。周囲に対しても交渉力が増し、説得力のある不平・不満が言えるようになってきます。もしかしたら周囲と言い争うことが多い時期かもしれません。
⑤普通に生活・仕事ができるようなってきます。妄想は普段は潜んでいますが、何らかのキッカケで誘発され、妄想に振り回されます。ある程度社会的に認められるようになると、自分の妄想で周囲を傷つけてしまいます。
⑥たとえ非難されたとしても、相手の事情・心情を理解した上で、あえて自分が泥をかぶる事ができるようになれば、もう言うことはありません。脱帽です。
治り方のイメージとしては徐々に妄想が薄くなっていきますが、誇大妄想まで含めると完全に0にするのはなかなか難しいと思います。
妄想に陥る時はアッという間ですが、治るのには長い時間がかかります。
その他の症状の治り方
妄想があれば、緊張もするし不安も出る。気分も沈み、やる気も出なくなる。症状はお互い関連しあっていて、どれか一つだけが先に治ると言うわけではありません。徐々に全部の症状が薄くなっていく感じになります。
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